
グリチルリチン酸2Kの化粧品でアトピーはキレイになるのかな?
皮膚の敏感な人用、アトピー肌、ニキビに困っているかたなど用の化粧品には「グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)」が有効だとよく書かれています。
グリチルリチン酸2Kは甘草という天然の草から抽出した成分で、抗炎症効果もあると聞くので、とっても肌がキレイになるそうです。
でも、反面、この抗炎症効果がステロイドに似ている…と言われているところが、わたしが幼い頃、銭形の湿疹ができていたので、継続的に使うとどうなのかなぁ…と、ちょっと不安だったりします。
そんな疑問を解消するようなQ&Aをみつけてきました。
Q
グリチルリチン酸2Kに関して、日本の化粧品会社で配合しているところは多いですが、欧米の化粧品で配合しているところはありますか?
日本の薬事法では過剰な使用は浮腫を起こすとして 1日40mgに制限をしていますが、例えばボディクリームにも配合されているので、結構使用量が多くなるのではないかと思いました。
ステロイドに似た作用をして、血行を阻止して炎症を抑えるとの事なので、使用すると肌がきれいになり、血行が悪くなって色が白くなったように見えるらしいですが、抗アレルギー作用があるので、アレルギー症状が出にくく、逆に重篤になるまで分からなくなって問題が深刻化するというブログを読みました。
短期的には使用すると効果が出やすいと思いますが、長期的な使用は場合によっては危険なのではないかと思いました。
お茶石鹸でもグリチルリチン酸2kが配合されていて、アレルギー反応を抑えていたために重篤になるまで気付かなかったとの事です。甘草エキスと書かれているのも同じと考えて良いですか?
ヨーロッパ等では配合されていますか?放射能の時もそうでしたが、ヨーロッパの規制は厳しく、日本は緩いので、日本の規制や法律が正しいのか疑問に思っています。
残留農薬なども、いちごの場合で、ヨーロッパでは0.01ppm、アメリカで0.6ppmなのに、日本では3ppmとかなり緩くなっています。
A
私は主にオーガニック系の商品をリサーチしていたのでなんとも言えないのですが、あくまでも印象としてですが、グリチルリチン酸2Kは植物由来成分でありながら、あまり見なかったというのが印象です。
ただし、EUの方では特に問題ないとしているようですよ。
私の個人的な意見としては、やはり使い続けるものとしては不向きで、尿素もそうですが、なんらかのお肌トラブルに対する一時使用が良さそうですね。
また薬用と書かれているものも案外毎日使っても大丈夫と安心しがちですが、あくまでも薬用なんで、使い続けない方がいいですよね。
通常利用はシンプルな化粧水が一番だと思います。
尿素は賛否があるのです。使い続けると悪いと言う人もいます。
こちらも一時使用が良いのかもしれません。一度使っただけで変わる場合があり、すぐに効果が出たと勘違いしがちになるんです。本来慢性症状はすぐに良くならないので。
(知恵袋)
Q
グリチルレチン酸ステアリル と グリチルリチン酸ジカリウム
の違いを教えて下さい。
A
グリチルレチン酸はグリチルリチン酸を加水分解したものです。
グリチルリチン酸にカリウムが2個くっついたのが、グリチルリチン酸ジカリウム(又はグリチルリチン酸2Kと表記)で、塩の形にして水溶性にしたものです。
グリチルレチン酸ステアリルのステアリルはステアリルアルコールの略で、所謂、高級アルコール-蝋のようなものです。グリチルレチン酸とエステル結合した形です。これは、油性(だと思う)。
どちらもグリチルリチン酸の誘導体です。
グリチルリチン酸の働きは、抗炎症作用です。グリチルレチン酸ステアリルの方が作用が強く、抗アレルギー、抗菌、美白等の効果があります。
但し、グリチルリチン酸はステロイドと似た構造をしているので、特にグリチルレチン酸ステアリルを長期間使うとステロイド同様の問題が起こる可能性が指摘されていますので、アトピーの人等は注意が必要です。
勿論、ステロイドよりは作用・副作用も少なく、化粧品の場合、使える濃度の上限が指定されているので、それほど心配するほどのものではないと思いますが…
(知恵袋)